アイビスサマーダッシュ2017有力馬診断をいたします

【アイビスサマーダッシュ2017の有力馬診断】

―アースエンジェル・イオラニ・オヒア・キープレイヤー・ダンシングワンダー・ブライトチェリー・レジーナフォルテ
特殊な直千コースだからと言って世間の目は直千巧者に結構行きますが、まず前提として条件クラス戦でもOPクラス戦でも直千条件のレースは極端にレベルが低いケースが大半です。
例えばアイビスサマーダッシュの実質的前哨戦的な一戦の5月韋駄天Sでは、やはり前走条件クラス直千組の直千巧者が結構穴人気していましたが、結果的には前走OP1200凡走組のワンツースリー。
適性も大事ですが、それ以上に能力差が大きいメンバー戦(しかも非ハンデ戦)であるという意識は強く必要だと思います。
上記の格上挑戦組も直千条件故に案外オッズが付かないコトになりそうですが、どれもこれも水準レベルの準OPクラス戦での好走歴も有していない馬で、まともなOPクラス馬相手では力量的に無茶な戦いになると言わざるを得ません。
前走韋駄天S(OP)凡走馬も含まれていますが、当時はハンデ戦でよりレベル低い争いで歯が立たなかった以上は、別定重賞アイビスSDでの好走の目は絶望的です。

―プレイズエターナル 牡7 北村友 56 栗東 安田隆

距離1200時代は勝ち切れずに、直千条件に転向後に[約3年振りの勝利(準OP)→OP6着善戦]も評価されて直千巧者穴人気するコノ馬。
ただし、上記した通り直千の準OPレースはレベルが低いので、必ずしも直千条件替わりでパフォーマンスを上げたとは言い切れないのが真相。また、当時は大外枠という大きな有利材料があったのも事実。
展開不利言い訳できるとしても、3着以下の全頭は現在条件クラス在籍馬という相手関係に6着は実質大敗と言っても良い所です。
格段に相手強化されるココで通用する根拠は見出せない馬で、余程好枠を引かない限りは消し。

―ラインミーティア 牡7 西田 56 美南 水野

これも韋駄天S4着が評価されて穴人気する直千巧者。
かなり乗り難しい馬で馬群の中で競馬を進めて最後に一脚使う形でしか能力を出せない馬で、故に格下条件でも嵌まらないと平気で足りないし、逆に格上条件でも嵌まれば結構走れてしまうという穴気質馬ではある。
ただし、昨秋以降の直千挑戦時はほぼ外枠を引いての理想競馬が叶うパターンばかりで、それで1000万下辛勝・1600万下&OP4着止まりは能力の限界だとも。
前走韋駄天Sは大外枠を引いて4着。プレイズエターナルの欄で書いた通り3着以下は実質全て条件戦馬という中での4着の価値が低いのは言うまでも無く。
余程好枠を引いて掲示板争いできるかどうかで、それ以外では無理。

△アクティブミノル 牡5 酒井学 56 栗東 北出

前走CBC賞でもそれまでの不振戦績であるにも関わらず8人気・単勝16倍まで推されていた通り、ブリンカー着用の逃げ戦法(その他にも調教過程工夫等も施して)での一発を目論んでいた見え見えの勝負掛かりの場面だった。
結果的には陣営の意図通りに近走とはまるで違うヤル気に満ちた走りであわや粘り込みという3着激走。
その他にも良績夏場や得意中京コースも激走要因かも知れないが、やはり上記のポイントが最たるモノであろう。

つまりは、その次走となる今回の取捨については、当時の雰囲気を保っての参戦になるか否かが最たるポイントになるか。
それは再び逃げに拘る様な陣営コメントが欲しいし、前走時同様に自己ベストマーク級の調教だと今回もと思えるし、逆に惰性出走の雰囲気だと前走大駆けの再現期待値はどうだろうか。

▽シンボリディスコ 牡7 伴 56 美北 高橋祥

OP昇級後は、1200コースでは善戦歴多く、直千コースではオール好走という戦績になっている。
ただの直千巧者という戦績ではなくて、それよりレベル高い争いになる1200コースでも善戦程度はできる力量の持ち主というのは好感材料。
ただし、15年にアイビスSD2着好走した当時が全盛期だった面は否めなくて、昨秋と今春に直千で3着2着好走しているが共に極端にレベル低いレースだった点は見逃せない。
超低レベル直千のOPでは好走できて…やや低レベルの1200OPでは善戦できて…となるとアイビスSDではギリギリなライン・・・。

大して意味の無い直千連続好走歴のせいで直千巧者見做し人気票を集めると考えれば美味しくない馬になってしまう難点もある。

それでも夏場に調子を上げるタイプだけにパフォーマンスを上げてくる可能性は全然ありますが、ただし1週前には時計遅い調教失敗しており全体的に低調調教過程はどうなのか…最終追い切りでは時計が欲しい所。

―ナガラオリオン 牡8 ○○ 56 栗東 大根田

初芝だった4走前阪急杯は、オーバーペース展開で、最終的に前傾ラップを刻まなかったのは後方ポツンだった2頭だけ…。もう1頭の方は外回しの戦法で届かずだったのに対して、ナガラオリオンは馬群を割る戦略でコースロス的にも展開的にも超有利なレース振りができた故の上位食い込みだったとしか言えない。
また、元ダート馬だけにその日の非高速馬場と異例の低速時計決着も味方していた。
そもそも今年の阪急杯は実質的にOP特別のレベル…それを恵まれて3着にきただけの話。

今回はその「実質的にOP特別」と差の無いレベルの直千重賞ですが、阪急杯でのド嵌まりは有り得る話だったとしても、直千コースでのド嵌まりは想像できない低速追い込み馬だけに・・・。

★ナリタスターワン 牡5 柴田善 56 栗東 高橋亮

大したスプリント実績もなく、世間では最注目ファクターとされる直千実績もないというコトで全く注目されないでしょうが…実際に競馬ブック紙ではほぼ無印ですが…でもココに入ればコノ馬は上から数えた方が全然早い馬であるはずで(盲点)。

3走前はダート・2走前は出遅れ最後方で参考にならない競走結果でしたが、初めてまともにスプリント重賞を走ったという前走CBC賞で6着。
CBC賞は水準付近レベルはあった重賞レースで、直千重賞というコトで変態が集まるアイビスSDよりも当然レベルが高い一戦…そこでの6着という健闘結果はココでは重宝する考えもアリだと思います。

4走前のダ1200のHペース消耗戦で2番手押し切り競馬も、父ショウナンカンプの血統的にも、共に直千適性を感じさせる初直千挑戦馬でもあります。

△ネロ 牡6 戸崎 58 栗東 森

個人馬主馬で森厩舎で情報が少ない系の馬なのですが…高松宮記念・ドバイ遠征の両睨み予定が流れて、その後は4月に帰厩してから在厩調教を続けながら5月韋駄天S出走登録しながらもスルーで、丸々3ヶ月近くも調教を積み続けながら今回7月末アイビスSDまで延々待機。
森厩舎と言えば数多くのレースを使う=出走賞金稼ぎを理念としていますから、それと逆行する様な藤沢和厩舎の様なパターンでの出走になります。
それだけ年1の勝負を懸ける直千重賞アイビスSD→サマースプリントシリーズへの本気度が高い参戦と読み取るべきなのでしょうが、逆に調教ばかりやり過ぎのせいか硬さが出ているという話で・・・。

△フィドゥーシア 牝5 石橋脩 54 栗東 松元茂

古豪ネロvs新星フィドゥーシアで2強という構図。
ネロは1200でも重賞級ですし直千でもレベル高かったレースで好走し続けてきているのに対して、フィドゥーシアは前々走春雷S(1200)はやや低レベルOP特別をハンデ52での勝利・前走韋駄天S(直千)は上で散々書いている通り超低レベル戦での勝利で…前者は間違いなく強い馬ですが、後者は大して強くない馬でも驚けない。
ネロがまともな状態ならば2択なら断然ネロを推しますし、実力中程度で直千OKのフィドゥーシアを買うなら同程度の実力ありそうな非直千巧者を選択したいです。

★レヴァンテライオン 牡3 内田博 53 栗東 矢作

コノ馬についての陣営のジャッジは完全ダート馬というモノだった(父の産駒はアメリカダート界でプチブレイク中)。
ただし、現時点での好走歴は2歳夏の新馬と函館2歳Sの芝1200路線のみで、2歳秋以降で唯一走ったというのも前々走函館スプリントS(1200)のみで…現時点では芝スプリントでしか光明は見出せないという馬。

その函館スプリントSは劣化著しい蛯名Jによる詰まり騎乗で0.7秒差8着で…そこまで悪い結果でもなかった。
前走プロキオンSではHペースで飛ばす競馬で撃沈。
不振中の最近レース振りを見ても、直千条件でも負けないスピードはありそうですし…下手な格下直千巧者を買うよりはコッチの方が面白そう。

―レッドラウダ 牡4 大野 56 栗東 音無

これぞ正に過大評価の直千巧者という存在で、芝1200では条件戦勝ち上がれずOP戦通用せずだったのが、低レベル直千条件だけでの好走歴によってOP昇級+OP好走というキャリアの持ち主。
直千OP特別3着5着実績で平均△印が打たれるくらいに人気する模様ですが、それが共に極端にレベルが低いレースだったのは強く意識すべきで…前走韋駄天S3着で下したOP馬はオメガヴェンデッタ1頭だけですからそれをOP好走実績と言うのも憚られます。

▽ラインスピリット 牡6 岩田 56 栗東 松永昌

まずは7走前オパールS後の回顧文を参照↓
『これで10月はパーフェクト戦績。
夏場に馬体を維持できずに不可解な凡走から、そして馬肥ゆる秋に入って馬体重を戻して一変というのがパターンなのか(馬体重が増えているという情報が一つも見当たらなかったので、レース前には言えませんでした…)。
昨年は馬体重激走の次走で大幅馬体減で凡走している(今年も調子に乗った使い方で馬体減を起こすようだと危うさも)。
今回は展開に恵まれたのは言うまでもないが、今後も馬体重をこの水準で維持できればOP善戦くらいは連続でできそう。
OP昇級後は今更としか言いようが無い溜める競馬の教育で結果を出せなかったが、この本来の形をキチンと続けてくれるならば…。』
・・・
その後は得意の季節というコトもあって馬体重維持できてOP1着&3着・重賞5着と好走善戦を積み重ねたものの、春を迎えて案の定馬体減った高松宮記念→CBC賞では見せ場無く惨敗という経緯。
休み明け初戦CBC賞でそうだった以上は、より暑さ増してきて連戦ローテとなる今回は過大な期待は禁物だろう。

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