この時期は重賞レースが少ないのはもう皆さんご存知かとは思うが今週は重賞レースが1レースしかない。
函館競馬場で開催される函館記念だ。
注目のハンデ戦
七夕賞もそうだったが今回もハンデ戦。
この10年で1番人気が馬券に絡んだのは何とたったの1回。
2015年から4年連続で2桁人気が馬券に絡むというやはり荒れるレースになっている。
今年もメンバー構成がなかなか面白く人気薄が好走する気配を感じさせる。
今のところ推定人気1番となるエアスピネルは圧倒的実績上位でトップハンデ58kgも納得。
とはいえ8か月の休養明け。
福永騎手に変わって初めて掲示板を外す等安定軸とは言い難い、というより言えない。
好走の大半がマイル戦というのも気になるポイント。
ステイフーリッシュは安定しているものの今回は久しぶりの中谷騎手。
ホープフルステークスでは8番人気ながら3着になったコンビではあるが今年で騎手生活22年目、70回の重賞経験で1度も勝利がない。
3番人気以内に支持された馬で重賞に挑戦したことも5回あるが最高が4着で他はいずれも着外。
昨年の共同通信杯ではこのステイフーリッシュで2番人気だったものの10着に終わった姿が今も離れない。
歴史は繰り返されるか、それとも新しい歴史が生まれるかの取捨が難しい。
今回は海老名騎手、田中勝春騎手、岩田康誠騎手、中谷騎手、勝浦騎手といったベテラン勢に横山武史騎手や斎藤新騎手、武藤雅騎手といった若手が挑戦というのも面白い。
若手の躍進に期待
特に先日川崎競馬のスパーキングレディーカップで初の重賞挑戦となった斎藤新騎手に注目。
スパーキングレディーカップでは3番人気マドラスチェックに騎乗し惜しくも4着となったのだが中央競馬の重賞レースは今回が初挑戦となる。
さらに騎乗するのもブラックバゴと有力馬とは言い難いものの重賞レースでも好走している馬で斤量も55kgというのが面白い。
ベテラン騎手に騎乗されることが多かったこの馬にルーキーが騎乗しケミストリーが生まれればいきなりの重賞制覇があってもおかしくはない。
昨年4番人気に支持されながらの10着ではあったものの昨年より軽い斤量で戦えるのも注目。
数が少ないから参考にはしにくいもののこの馬は斤量55kg以下で馬券を外したことがない。
地方交流戦ではあるものの関東オークスで初の重賞制覇を成し遂げジョディ―と共に海外重賞にも挑戦した武藤雅騎手にも注目したい。
今回はメートルダールの騎乗。
この2走は大敗しているものの実力馬であることは間違いない。
こちらも若手騎手の騎乗で一変があっても驚けない一頭だ。
重賞レースが1レースのみであるからこそそのレースに集中して臨むことができるのもまた面白いのかもしれない。
今回の函館記念は帯封の期待が大きい。
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